あと、積立NISAを始める際に”知っておいた方がいいこと”もあれば合わせて教えてほしい。」
こういうの疑問に答えようと思います。
今回の記事では、『積立NISAの始め方と知っておいた方がいいこと』を解説します。
私は積立NISA2年目。
妻と2人でせっせと積み立てています。
最初にいっておくと、積立NISAは「短期で何百万円もうかった!」みたいな投資ではありません。成果が目に見えるには長ーーーい時間がかかります。
しかし、20年くらいのスパンで考えると複利が複利を積み上げてくれて、やっているのとやっていないので、数百万円の差がでます。
どうせなら少しずつでもお金に働いてほしいですよね?
『積立NISAを始めたいけど、始め方がわからなくて悩んでいた人』は参考にしてくださいねー。
積立NISAの始め方!迷わないための手順6ステップ
積立NISAを始める人のための6つの手順はコチラ
下記の6手順を実践してもらえれば、積立NISAを始めることが可能です。
- 証券会社で口座を作る
- 作った証券会社で積立NISA口座を作る
- 積立NISA口座に入金する
- 積み立てていく銘柄を決める
- 購入設定をする
- 後は何があっても積み立てていく
それぞれ解説します。
手順(1):証券会社で口座を作る
まずは証券会社で口座を作りましょう。
具体的には、
上記のどちらかで作れば問題ありません。
この2つの口座は自分の好みで大丈夫です。どっちも使いやすいし手数料も安いし超オススメです。
手順(2):作った証券会社で積立NISA口座を作る
証券口座を作ったら次は積立NISAの口座を作ります。
積立NISAの口座開設自体は、総合口座を作るときとほぼ同じ流れなので難しくありません。
手順(3):積立NISA口座に入金する
積立NISAには積み立て可能な上限があります。
- 月々の上限 → 33,000円
- 年間の上限 → 400,000円
上記が上限なので、MAX額を入金する場合は40万円を口座に入れましょう。
楽天証券なら、口座に入金しなくても登録しているクレジットカードからの支払いが可能です
手順(1)で紹介した、オススメ口座の『楽天証券』であれば、楽天カード支払いにすると1%のポイントが還元されるし、『SPU』と呼ばれるポイントアップキャンペーンの対象になるのでオトクです。
なので、楽天証券を楽天カードからの引き落としにする場合は、証券口座への入金は必要ありません。
(楽天カードの引き落し口座に入金することになります。)
手順(4):積み立てていく銘柄を決める
さぁ、いよいよ積み立てていう銘柄を決めます。
- インデックスファンド
- アクティブファンド
最初に決めるのは『インデックスファンド』に投資をするのか、『アクティブファンド』に投資をするのか? です。
よくわからない人は”インデックスファンド”を選びましょう。
理由は、過去の運用成績が圧倒的にインデックスファンドの方がいいからです。投資に詳しい人はみーーーんな、インデックスファンドを勧めています。
※※Amazonを利用するなら Amazonプライム に加入がおすすめです。
手順(1)で紹介した『SBI証券』と『楽天証券』から、オススメのインデックスファンドの銘柄を紹介しておきます。
積立NISAの銘柄はどれも金融庁が「まぁコレなら大丈夫だろ!」と厳しくチェックしたものばかりなので、あまりハズレを引くことはありません。
下記で紹介する銘柄は『王道』であり『基本』の銘柄なので初心者向けです。
SBI証券のオススメ銘柄
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
上記3銘柄のなかから好きなのを選びましょう。どれでもOK。1つの銘柄だけでもいいし、3銘柄でもいいです。
楽天証券のオススメ銘柄
- 楽天・バンガード・ファンド(楽天VTI)
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
SBI証券のときと同じで、上記3銘柄から好きなものを選びましょう。
手順(5):購入設定をする
下記の3点からから自由に決めてOKです。
- 毎日購入する(約1,600円)
- 毎週1回購入する(約7,600円)
- 毎月1回購入する(約33,000円)
どの買い方であってもリターンの平均は同じくらいといわれています
「ドルコスト法」といわれる、平均購入単価を均一にしていく方法が有名ですが、毎日購入と月1回の購入であればどちらも気になる差はありません。
要は、買い方はどれでもOKということです。
手順(6):後は何があっても積み立てていく
”途中でやめたらもったいない”
1番大事なところです。
支払いがキツくなろうが、すごーーーく利益が出ようが、胃が痛くなるくらい含み損が出ようが、自分が決めた年数(なるべく長期)はやめない!
これが大事です。
途中でやめるともったいない理由
- 複利で儲けるには長期間が前提だから
要は、長期でなければ儲からないということです。
20年かけて運用した場合のシミレーションをおいておきます
利回り | 総投資額 | 運用後資産 | 差額 |
---|---|---|---|
3% | 800万円 | 1,094万円 | 294万円 |
5% | 800万円 | 1,370万円 | 570万円 |
7% | 800万円 | 1,736万円 | 936万円 |
※こちらを利用すると簡単に計算ができます。
>>積立かんたんシミュレーション | 楽天証券
20年クラスの長期運用だからこそ、複利は効果を発揮します。
途中期間で損をしていてもいずれ回復する
未来のことはわかりませんが、少なくとも今まではそうでした。
これが途中で損をしていても積み立てをやめてはイケない理由です。
積立NISAを始める際の知っておきたいこと
下記の4点をアタマに入れておくと、始めるときに不安が減ると思いますので知っておいてくださいね。
- 積み立てを途中でやめても資金は帰ってくる
- 積み立て途中で一部だけ売ってもいい
- 積み立て自体を一時的に休止することもできる
- 積み立てる証券会社の変更可能だけど翌年になる
知っておきたい(1):積み立てを途中でやめても資金は帰ってくる
よくiDeCoとゴチャゴチャになっている人がいますが、積立NISAの場合はいつでも積み立てをやめることが可能だし、その場合、資金は戻ってきます。
- iDeCo → 原則60歳まで資金を引き出せない
- 積立NISA → 途中でやめた場合、資金は売却した額に応じて引き出せる
「1度始めてから、途中で資金が返ってこなくなるのはイヤだし……。」こうやって思っている人も多いですが勘違いですよ。
積立NISAは途中でやめることも可能だし、売却したら資金は戻ってきます。
知っておきたい(2):積み立て途中で一部だけ売ってもいい
(1)と近い内容ですが、積立NISAは積み立てている最中に、一部だけ売却することも可能です。
もちろん、売却した資金は引き出すことが可能です。
知っておきたい(3):積み立て自体を一時的に休止することもできる
積み立てが資金的にキツくなった場合、証券会社の積み立て設定を一時的に解除することで、休止にすることが可能です。
もちろん、今まで積み立てた商品自体の運用は継続されます。
知っておきたい(4):積み立てる証券会社の変更可能だけど翌年になる
要は、始めるときに適当に証券会社を決めては後困るかもということです。
- その年の途中で変更は不可
- 翌年の1回目の積み立てから変更化
要は年単位ということ。
毎年10月から変更手続きが可能です。
まとめ:積立NISAは始めるまでが面倒くさいけど価値がある
まとめますと下記6手順が、積立NISAの始め方になります。
- 証券会社で口座を作る
- 作った証券会社で積立NISA口座を作る
- 積立NISA口座に入金する
- 積み立てていく銘柄を決める
- 購入設定をする
- 後は何があっても積み立てていく
積立NISAは最初に設定さえしてしまうと、後は年に1回(もしくは月に1回、週に1回)入金すればやることがありません。
1番面倒くさいのがスタート時です。要はこの記事の内容です。
逆にいえば始めてさえしまえば後はラクなわけです。多少の面倒くささは自分の資産を増やすためだと考えればがんばれますよね?
積立NISAはすごーーーくイイ制度です。
頑張って始めましょう。
それではー。
※楽天つみたてNISAの始め方は下記にまとめています。 カエル君「楽天証券でつみたてNISAを始めたいんだけど、どうしたらいいかわからない……。とりあえず楽天証券の口座は開設したからつみたてNISAの運用手順を解説してくれないかな? あと、何か知っておいた方がいいことがあるなら合わせて教えてほし ...
参考記事:【簡単】楽天つみたてNISAの始め方8ステップを画像15枚で解説
【簡単】楽天つみたてNISAの始め方8ステップを画像15枚で解説