こんにちは、ミハナです。
「iDeCoって年末調整のときに何かしないといけないの?」
って、iDeCoをスタートした初年度はわからないですよね。毎年、年末になると会社員の人は年末調整の時期になります。
来年度の税金にもかかわってくるので、手続きをちゃんとやらないと自分が損をしてしまいます。
ぶっちゃけ、iDeCoの年末調整処理はすごーーーく簡単です。
「送られてきたiDeCo掛金の書類を会社に提出するだけ」
これだけです。簡単なので、ちゃんと申請しましょうね。じゃないと、iDeCoのメリットである所得控除が受けられれなくなってしまいますよー。
iDeCoを年末調整するときに知っておくこと
年末調整の手続きをするときに「掛金払込証明」を会社に提出する
毎年11月くらいになると「掛金払込証明」が国民年金基金連合会から自宅に送られてきます。
(正確には「小規模企業共済等掛金払込証明書」といいます。)
こちらが、「小規模企業共済等掛金払込証明書」。
なかをめくると、その年に支払った金額が一覧で表示されます。画像の証明書は初年度のもので9月からの引落しですが、2年目以降は12ヶ月分の金額が記載されています。
「この書類を会社に提出する」
年末調整で会社員の人がやらないといけないのはこれだけ!!!
すごーーーく簡単です。なくさずに保管するようにしましょう。
ほとんどの場合は、「小規模企業共済等掛金払込証明書」だけ会社に提出すれば総務の人や事務の人が手続きをやってくれるとおもいますが、もし、自分で年末調整の書類を記入する場合は、右下の部分に自分が払った金額を書き込みます。
「給与所得者の保険料控除申請書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申請書」の右下に「小規模企業共済等掛金控除」という項目があるので金額を記入しましょう。
「小規模企業共済等掛金払込証明書」が届いたら内容を確認
「掛金払込証明」が届いたら内容を確認しましょう。
・金額
・名前
・住所
金額を確認するのは当然として、名前、住所の確認も大切です。途中で引越した人もいるでしょうし、名字がかわった人もいるはずです。
基本的には金額が間違っていないかぎり、旧姓で届いた払込証明書であっても、旧住所で届いた払込証明書であってもそのまま会社に提出して大丈夫です。
払込証明書には「基礎年金番号」が記載されていて、会社は基礎年金番号を把握しているはずなのでそのまま処理ができます。
どうしても心配な場合はSBI証券に電話をして訂正してもらい、再度、国民年金基金連合会から発行してもらうようになります。
ちなみに、登録情報の変更を国民年金基金連合会に直接連絡しても対応してもらえません。申込をした金融機関で処理をします。
翌年以降のことを考えても遅かれ、早かれ、「名前、住所等の変更処理」は必要なので早めに対応するようにしましょう。
掛金を給与払いにしている人は小規模企業共済等掛金払込証明書が届かない
この記事では『11月くらいに「掛金払込証明」が自宅に届く』と解説していますが、それは、「自分の口座から掛金を引落している人」だけです。
もし、会社の給与から「天引き」という形で掛金を払っている場合は「掛金払込証明」は届きません。
もちろん、その場合も会社の総務部で手続きをしてくれるので心配いりません。
iDeCoの節税効果は最高レベル
今、日本で最高の節税商品と言い切ってもいいくらいの内容なのがiDeCoです。
どうのように控除になるのか解説します。
例)年収450万 月々の掛金23000円
年収450万円 ー 1年分の掛金276000円 =4,334,000円
この4,334,000円から給与所得控除やiDeCo以外の他の控除を引いて、正式な課税所得がきまります。掛金の276000円が丸々所得控除の対象になります。
課税所得の出し方は「年収 - 給与所得控除 - 所得控除」
計算した課税所得に対して「所得税率」と「住民税率」をかけると自分の税金額がでます。
当然ですが、控除が多い方が税金は安くなります。そういう意味で、掛金が全額控除の対象になるiDeCoはすごいのです。
●で、iDeCoがどのくらい節税になるかを計算してみるには……
276000円×(5%(所得税率)+10%(住民税率))=41400円
※276000円は会社員の人が年間限度額の23000円を払った場合の合計
※日本は累進課税なので5%の部分を自分の年収の%になおして計算してください。
所得税の税率(国税庁)
年収300万円の人は年間で41400円の節税になる。
年収500万円の人は年間で55200円の節税になる。
年収1000万円の人は年間で91080円の節税になる。
年収300万円の人は828,000円の節税
年収500万円の人は1,104,000円の節税
年収1000万の人は1,821,600円の節税
となります。このメリットは下手な投資よりも圧倒的に上です。
これ40歳からの計算なので、20代から始めたときの節税効果はすごいものになります。
もし年末調整に間に合わなかったら確定申告
もし年末調整をしないで確定申告をするなら「確定申告書B」を取り寄せて3月15日までに記載して税務署に提出します。
普通の会社員の場合は会社に任せて年末調整をすればいいのですが、確定申告で対応しても同じように節税になります。
年末調整と同じように1年間に支払った掛金の合計金額を書くだけなので簡単です。
これから口座を作る人はここで作るといい
この記事を読んでいる人は「もうiDeCoを始めている人」だと思いますが、一応、おすすめの証券会社を紹介しておきます。
この2つであればどれを選んでも手数料が安いので問題ありません。
※iDeCoのメリット
最後に「iDeCoのメリットがよくわからない」という人のために簡単にまとめておきます。
※SBI証券で口座を作ったら運用商品をインデックスに変更することをおすすめします。
>>SBI証券の「iDeCo(イデコ)」を始めたら運用商品をインデックスに変更するべき