こういう疑問に答えます。
結論からいうと「専業主婦の妻がiDeCoに加入するメリットは、ないワケではないけど大きくはない!」です。
私は節税、投資の分野のなかで真っ先に手をつけるのは「iDeCo」だと思っています。
理由は、
・運用益に対する非課税
この2点の恩恵が大きすぎるからです。
しかし、専業主婦がiDeCoをしても上記2点のメリットを最大限に受けることができません。
節税効果が期待できないんですよね……。
そのあたりを理解した上で、専業主婦の妻がiDeCoを始めるのか、始めないのかを決める必要があります。
それでは解説しますねー。
専業主婦の妻がiDeCoをするメリットってある?
メリットは運用に対して非課税になること
運用益=非課税=正義!
コレは間違いありません。株だと20.315%、仮想通貨だと最大55%の税金ですが、iDeCoの場合は『0%』です。
利益がでても税金を払わなくていいのだから、メリット以外のなにものでもないです。
iDeCoの「運用益に対して税金を払わなくていい」という2大メリットの1つを専業主婦であっても受けることができます。
節税としてのメリットはない
しかしiDeCoのもう1つのメリットである、『節税効果』は専業主婦は受けることができません。
そもそも専業主婦は税金を払う必要がないので、仮にiDeCoを満額払ったとしても、節税の対象になりません。
積立NISAを同時に検討してもいいと思う
専業主婦がiDeCoを検討するなら、同時に『積立NISA』も検討してもいいと思います。
理由は、
コレを理解したい
・年間40万円まで可能なので枠が大きい
・iDeCoと違って途中で掛け金を引き出すことができる
上記3点です。
理由(1):非課税なのは積立NISAも同じ
積立NISAもiDeCoと同様に『運用益』に対して『非課税』です。
国の政策で非課税と決められています。
「それならiDeCoでいいじゃん」という声があるかもしれませんが、下で紹介する2つの理由が大きく関係してきます。
理由(2):年間40万円まで可能なので枠が大きい
・積立NISAは年間40万円の枠
・iDeCoは年間276,000円の枠
当然ですが、枠が大きい方が自分の資産としての額が多くなります。
老後を考えるのであれば、少しでも多く貯めておきたいものです。iDeCoの場合、専業主婦は月額23,000円が上限なので、どうしても積立NISAに比べて、積み立てれる額が小さくなります。
理由(3):iDeCoと違って途中で掛け金を引き出すことができる
積立NISAはいつでも積み立てたお金を引き出すことができます。
コレはiDeCoにはないメリットです。
「60歳まで引き出せないことがiDeCoの『メリット』じゃん」という人もいます。
iDeCoは年金なので、途中で引き出すことができずドンドンと積み立てられていきます。このことをメリットと考える人はiDeCoが向いているのでしょう。
しかし、積立NISAの積立途中でも、自由にお金を引き出せるというのは大きな安心感です。
まとめ:専業主婦はiDeCoをするより積立NISAだと考える
私は、専業主婦の妻に対してはiDeCoより積立NISAをすすめます。
こう感じる理由は簡単で、節税のメリットと運用益に対する非課税という2つのメリットを専業主婦の妻では十分に受けれないからです。
男性はiDeCo → 積立NISAという順番がいいですが、専業主婦の場合は最初から積立NISAの方がメリットが大きいです。
ただし専業主婦の妻が、iDeCoをしても『損』をすることは一切ありませんよ。
※iDeCoをするにしても、積立NISAをするにしても『 SBI証券 』か『 マネックス証券 』がオススメです。
理由は、すべての証券会社のなかで圧倒的に手数料が安いからです。
それではー。