こんにちは、ミハナです。
お城好きの人にとって江戸城の存在ってどんな風な感じ方なんでしょう?
高さで言えば1番大きいのは大阪城ですが、1番キレイだと言われているのは姫路城ですよね。でも、1番大きなお城と言えば江戸城ですよね。でも、江戸城は焼けてしまってもうほとんど何もないですよね……。
「天守が無いのが残念……。」
これが私の素直な感想です。天守だけが城の魅力じゃないことは分かっています。実際、私は城のなかで「門」が1番好きです。
「ここを通るときにどんなことを考えたんだろう~」
と想像しながら門を見るのがたまらないです。それでも、それでも、やっぱり江戸城の天守は存在していてほしかったなと……。それでもお城好きなら「江戸城跡」は観光に行って損はないと思いますのでレビューしてみます。
※江戸城跡は今は皇居の一部にあります。江戸城があった場所は宮内庁が管理していて「東御苑」と呼ばれています。入場する入口には警察もいるし警備が厳重にされています。
(最初、江戸城と東御苑と皇居の違いがわからなくて困りました(笑)。)
江戸城跡(東御苑)のレビューまとめ
江戸城跡の内容をまとめます。
金額・時間
金額:無料
時間:午前9時~16:00、16:30、17:00まで
(時期によって終わりの時間は違うのでHPで確認してください。)
入場:大手門・平川門・北桔橋門から。
アクセス
江戸城跡はすごーーーく広いのでどこの駅から向かうのかで行き方に違いがあります。が、やはり、江戸城の正門といえば大手門なので、大手町駅から行くのが1番お城好きにはいいのではないでしょうか?
「江戸城」と言っても通じないので「東御苑(ひがしぎょえん)はどこですか?」と聞くとスムーズです。
地下鉄大手町駅の「千代田線 c13 b」から出ると江戸城の正門だった「大手門」の目の前に出ます。江戸城跡はすごく広いので複数の駅から向かうことができます。
徳川将軍は主に大手門から出入りしていたとのことなので、大手町駅で降りるのがおすすめです。わかりやすいし。
千代田線のC13bを上がるとパレスホテル東京になります。江戸城跡に行くのがメインで旅行に行くならこのホテルが超絶便利です。横断歩道を渡ったら江戸城跡です。
到着です。
地下から地上に上がって目の前に大手門があります。一気に雰囲気が城です。ちょっとテンションが上がる~。他の駅から行くと迷うと思いますので、大手町駅から行くことを強くすすめます。
江戸城跡に実際に行ってみた
お堀もどーーーーんと迫力があっていい感じです。
江戸城の正門にあたる大手門です。高麗門と渡櫓型の櫓門で構成されています。1607年(慶長12年)に藤堂高虎によって作られたといわれています。藤堂高虎と言えば城作りの名人で超、超、超有名な人ですよね。
歴史が好きな人はこの名前を聞いただけでテンションがあがりませんか? 私は上がりました(笑)。外様大名のなかで徳川家康の信頼が1番あつかった武将ですよね。(現在の門は焼けて復興されたものです。)
大手門の高麗門をくぐると、櫓門です。
やっぱり城と言えば「門」が最高です。将軍も各地の大名もこの門をどんな気持ちで通ったのでしょうか? 歴史好きの人はワクワクがとまらない。
門を入って入場券(無料)をもらった横にアプリのダウンロード用のOQコードがあります。こちらは宮内庁の東御苑の観光アプリになっていて、アプリを立ち上げていると自動でそれぞれの観光ポイントでアプリが解説をしてくれます。
「自動」なのでへんに気にしなくていいし便利です。
※こちらからダウンロードしてもOKです。宮内庁参観音声ガイド- 宮内庁公式アプリ
百人番所です。ここに武士が詰めて警備するために待機をしていました。
中之門跡です。石垣が凄いです。生で見ると圧倒的な迫力となんとも言えない厳粛な雰囲気があります。
江戸城跡でメインと言ってもいい「富士見櫓」です。天守がない江戸城の天守代わりになった櫓です。
小さい!!!
小田原城や、名古屋城のような大きな天守がお城だと思っている人からすると「櫓が天守の変わりだった」と言われても「……。」となります(笑)。それくらい小さい。
「焼けてしまう前の江戸城の天守を見てみたかった」というのが正直な所。
トイレはけっこう色々なところに設置されているので安心です。しかし、ウォッシュレットが無い……。ちょっと厳しい……。
天守台から本丸御殿があった場所を撮影。
本丸だったり、大奥だったりがあった場所は広ーーーい芝生になっています。みんな座りこんだり横になったりと完全にピクニック状態。都会のど真ん中でゆーーーっくりすることができるので時間が流れがゆっくりに感じます。春とか秋だったら最高かもしれん。
このときは7月の真夏状態だったので、とても座ってられなかったけど……。
(それでも座りこんでいる人はたくさんいた……。)
江戸城の天守台です。ここに天守閣があったはず……だったんです。見たかった。再建しない決断をした当時の武士達の価値観もあったのでしょうが。「平和な時代に天守は必要ない」という発言があったらしい。
天守台をあがると椅子があるので一休みできます。
天守台のすぐとなりには桃華楽堂(とうかがくどう)です。昭和41年にできたものです。香淳皇后(こうじゅんこうごう)さまの還暦記念に建てられたものです。(香淳皇后は昭和天皇の皇后です。)
江戸城跡は今は皇居なので江戸城と天皇家が両立しているのが面白いです。
北桔橋門です。天守台のすぐ裏にあります。こちらからの入場もできます。
しかし、広いです。可能ならビールでも飲みながら歩きたい……。(お酒を飲んでいいのかどうかは不明)警察が巡回とかしているくらいだからな……。ダメかな……。
書陵部です。
梅林坂です。梅の季節になると花が咲き誇ってすごくキレイらしい。花じゃない緑の状態でも十分に美しさを感じられます。これはこれでいい感じです。
天神濠です。
こういう石垣と木の緑々した感じの組み合わせが最高に和みます。あ~ビール飲みながら和みたいです。
平川門の渡櫓です。
門を入って平川門を撮影してみました。
平川門高麗門です。
感想
・天守がない……。
・お城=天守だと思っていると楽しくない
・食事スポットがない
ぶっちゃけ、天守がないのが残念です……。お城は天守がすべてじゃないというのは理解しています。城跡には城跡の良さがあることも理解しています。それでも私は、天守が好きです。
もし、もし、もしも江戸城の天守が復興、復元されればそれはそれは立派なんだろうと想像してしまうと、復興、復元してもらって見てみたい衝動にかられます。
私は「お城=天守」ではなくちゃんと理解していたので櫓や門なども楽しめましたが、妻は「お城がないじゃん……。」と言っていてちょっと残念そうでした。これが普通の反応なのだろうなと……。
江戸城跡ではガッツリ食事をするところがありません。どうせならご当地グルメ的なものを食べてのんびりしたいなと思ったので残念でした。
・無料
・アプリをインストールすると江戸城の知識がなくても楽しめる
・駅から近いので観光に便利
なんと言っても無料で江戸城跡を観光できるのが嬉しいです。普通に他のお城で天守とかを観光しようとすると500円〜700円くらいとられるのが普通です。それがなんと0円、タダですよ、タダ(笑)嬉しい!!!
東御苑に入場するとアプリをインストールできます。(もちろん、事前にアプリをダウンロードしておくこともできます。)すると無料でスマホが東御苑のナビをしてくれます。もちろん、江戸城に関するナビもしてくれます。知識がなくて見学していてもスマホの説明で「へ〜、なるほど!!!」と楽しめるのが嬉しいです。
江戸城と言えばやっぱり「大手門」です。地下鉄の「大手町駅」のC13b出口を出たら目の前が大手門です。駅から近いというのは移動がラクなので嬉しいです。
東御苑はたくさんの駅から行くことができるので利用しやすいというのは嬉しいですね。
それにしても、お城のなかでも江戸城こそ真っ先に大々的に復元しないといけないような気がするのだけど……。
江戸城、大阪城、安土城は日本に当時の姿で現存していてほしい。
こんな人におすすめ
・無料で都内の「思い出になる」観光スポットを探している人
・歴史好きの人
・都会のど真ん中でゆーーーーーっくりしたい人
お城が好きな人なら江戸城跡は見ておいて損はないです。
特に、お城が好きなのに、「お城=天守」だと思っている人は広大な敷地にある江戸城の名残を感じながら富士見櫓や天守土台を見るとそれはそれで楽しいと思います。
天守もいいけど、この敷地のなかに江戸城があって将軍がいて……そこで政治ドラマがあってとかを想像するだけでニヤニヤできます。
とにかく、将軍家のお城ですから歴史好きな人なら本当におすすめです。
都会のど真ん中でこれほどの緑に囲まれた場所もないので、ゆーーーーっくりと草むらの上でゴロっと横になって空を見上げるのも最高だと思います。
無料ですし!!!
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