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20代女性が多い販売系の職場で離職率を下げる仕組みを解説【採用コストを下げる】

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販売スタッフの離職を減らす仕組み

カエル君
「スタッフがすごーーーく短期間で退職していくんだよ……。オレが悪いって上司に怒られるし、採用コストを減らせれないからオレの給料も上がらないし……。なんとか会社のスタッフが辞めないようにしたいんだ。誰か改善点を教えてくれない?」

こういう疑問に答えようと思います。
 

今回の記事では「20代女性が多い販売系の職場で離職率を下げる仕組み」を解説します。

私は、20代の女性がメインスタッフの販売系のお店(中小企業)で「総務、人事、経理」を20年近く担当してきました。

97%の会社が10年間会社が存続できないといわれる時代に、人事として1つの会社で20年担当できたのは、まぁまぁの結果なのかなと思っています。

スタッフを採用してからの教育コストはすごーーーく会社にとって大きなもので、短期間で退職されたのでは大赤字。この費用を削減するには『離職率を減らして、戦力として育てていく』のが必須行為です。

大企業のようにすごーーーく能力の高いスタッフを育成するなら、ある程度研修システムでまかなえるでしょうが、販売業かつ中小企業であれば、スタッフが辞めない仕組み作りが必須です。

具体的には、

ポイント

・保険を最重要視する
・休みをある程度自由にとれるようにする(土日も休めればなおOK)
・給料はそれなりでイイ
・毎月社内イベントを実地する
・ノルマを撤廃する
・社内研修を充実させる
・スタッフ1人あたりの仕事量を減らす

上記7点が仕組みづくりのための方法になります。

教育コストを削減したいと思っている中小企業の経営者の人、人事担当の人は参考にしてくださいねー。

20代女性が多い販売系の職場!離職率を下げる仕組み

下記の内容をやると今の20代の女性スタッフはすぐに辞めます。

こんな職場はダメ

・保険等の安定が職場にない
・給料が著しく安い
・職場に行っても仕事の会話のみで楽しくない
・販売ノルマがひどい
・スタッフを詰めながら指導、教育する
・激務すぎる
・顧客満足を無視して売上の追求ばかりが目につく

仕組み(1):保険を最重要視する

20代のスタッフが会社に求めることって、「20歳を超えたから、そろそろきちんとした会社で働きたい」です。

カエル君
きちんとした職場とは?
管理人
保険があって、きちんと給料をもらえる会社のこと

販売系の会社の場合、契約社員だったり、アルバイトだったりで『社会保険』がなかったりします……。(社会保険がないので、当然のように雇用保険もありません……。)

本来、社会保険は義務ですが、保険が無い職場がどれだけ多いか……。私が面接をしていて、退職理由を聞くと圧倒的に多いのが「社会保険が無い」です。

「保険は無いけど、その分稼げるから!」っていっている販売系のお店ほど離職率が高いので、離職率を下げたいなら保険を用意しましょう。ハッキリ言って、たいした金額じゃないです。

スタッフの給料を2~3万円上げたつもりで、保険代にまわせばいいだけ!

安定=保険です。最重要、すぐに手続きをしましょう!

仕組み(2):休みをある程度自由にとれるようにする(土日も休めればなおOK)

販売業の場合、休みは不定期だと思うしシフト制だと思います。この休みをある程度スタッフの希望に沿ってとれるようにすると、すごーーーく効果的です。

具体的には、

・休みはスタッフが自分の都合に合わせて決めることができる
・土日も休むことができる

こんな感じ。

基本的に土日祝日がお休みの会社に比べて、販売系の仕事はスタッフのプライベートが充実していません。遊んだり旅行したりできないストレスが少しずつ積もって退職していきます……。

なので『希望休』みたいな名称である程度自由に休みを取れるようにすれば、スタッフはプライベートも充実するので、仕事に対する満足度が上がります。土日も休んでもOKにできればより効果的です。

カエル君
自由に休みを取れるようにしたらお店がまわらなくない?
管理人
まわるように人数を揃えればいいだけだよ!
やってみたらなんとかなるよ。

給料よりも休みを重視する20代女性はすごーーーく多いので効果的ですよ。

仕組み(3):給料はそれなりでイイ

勘違いしている経営者やリーダーが多いですが、給料は常識的な金額で大丈夫です。

多いにこしたことはないですが、『給料を多くすればスタッフは辞めない』は間違いです。20代のスタッフは給料よりも『安定』を求めている人が多い。あと、仕事のやりがいも。

生活ができないようなギリギリの給料では論外ですが、世間的な水準より2~3万円多いくらいの給料設定が可能なら1番いいですよ。

仕組み(4):毎月社内イベントを実地する

楽しい職場であれば、スタッフは辞めません。

・飲み会
・バーベーキュー
・ダーツ大会
・花見
・花火
・ゲーム大会
・ets

あげればいくらでもイベントはできます。

ポイント

・業務時間にイベントをする

仕事が終わってから社内イベントをしても意味ナシです。プライベートの時間を潰されたと恨まれるだけ……。なので業務時間のなかで後半の部分を半休にしてしまいます。

カエル君
業務があるのに半休にしてイベントなんかできるワケないじゃん……。
管理人
そんなことはないよ。
スタッフを2組に分けて仕事組とイベント組にわけて2回イベントをすれば可能でしょ?

要は『やるか、やらないか』です。イベントするとスタッフが楽しそうですよ。

単月ではなくて毎月実地するのが仕組み化としてのコツです。

スタッフが休みの日にイベントをするのは絶対にやめましょう……。休みの日にするくらいならしないほうがいい……。

仕組み(5):ノルマを撤廃する

販売系のお店の離職率を大きく増やしてしまう大きな理由がコレ……。

・ノルマ
・目標
・売上

会社によって色々な言い方をしていると思いますが、毎日「売上、売上、売上」っていう会社のスタッフのテンションが上がるわけがない……。

カエル君
でも売上は上げないといけないじゃん?
管理人
当然そう。
それなら売上の話は現場のリーダーのみと話せばいいこと。一般スタッフに売上のプレッシャーを感じさせたらやめるよ。

一般スタッフには売上の話をしないで、顧客満足度の向上を目的に業務を誘導した方が結果的に売上もあがりますよ。

ノルマの撤廃は離職率の改善に必須の仕組みです。

仕組み(6):社内研修を充実させる

スタッフが仕事を覚えるまで『繰り返し』研修するのがコツ。

1番ダメなのが、2日〜3日教えてすぐに現場に出してしまうことです。スタッフは不安しかありません……。

「コレ、教えたよね?」

みたいな感じで指導(説教)なんてしようものなら、即退職につながります。

「早く現場に出さないと業務がまわらない」という意見もあるかもですが、『スタッフの不安な気持ちを無視して』現場の都合を優先すると、離職率はあがります。

社内研修にじっくり時間をかけて、充実させてください。それだけでスタッフは安心して会社で働いてくれます。

仕組み(7):スタッフ1人あたりの仕事量を減らす

スタッフの仕事量をムリやりでも減らしましょう。

販売系の仕事は激務なことが多いですが、コレはダメです。

接客は仕方がないとしても、事務系の仕事が溜まりに溜まって、毎日残業で事務処理みたいな職場がどれだけ多いことか……。

1日のスケジュールをゆーーーったりすることができれば、スタッフには『心の余裕』が生まれます。

人事労務freee とかの労務ソフトを導入すると、一気に事務処理が減ります。

ぶっちゃけ、この仕事量を減らすという仕組みはすごーーーく効果があります。思っている以上にスタッフは疲弊しているので今すぐ試さないともったいないかと。

管理人
離職率の高い職場は、余計な事務仕事が多くて激務になっているケースがすごーーーく多い。
カエル君
オレの職場がこのパターンかも……。

効率化できる部分は徹底的に効率化して、仕事量を減らす工夫をしてみてください。

まとめ:安定+ストレス(プレッシャー)がかからないようにすればスタッフはやめない

「昔からこのやり方でやってきている。」
「オレの時代はこうだった。」

みたいな考えでは、今の20代女性に反発されて『アナタが困るだけ』です。

なので今回の記事で提案した内容をなるべく多く導入してみてください。

1つでは仕組みにならないので、なるべく多く導入してください。複数の内容を組み合わせることで、効果が見えてくるし、現場がまわり始めるので仕組み化していきます。

・生活が安定している
・会社(お店)に出社することがストレスにならない
・仕事をしていてプレッシャーを感じない

この3点をスタッフに感じさせなければ、よほど何かがおかしくないかぎりスタッフは辞めません。

うまーーーく、女性スタッフに働いてもらいながら離職しない職場を作ってくださいねー。

カエル君
なんとかオレもがんばってみるぜー。
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