こういう疑問に答えようと思います。
今回の記事では、中小企業で円満に仕事を辞めるタイミングとその理由を解説します。合わせて、オススメしない仕事を辞めるタイミングもまとめます。
私は従業員が10名以内の小さな会社の人事を担当してきました。そして、実際に私もこの記事に書いているタイミングで15年以上勤めた会社を辞めました。
最初にいっておくと、仕事を辞めるタイミングって大企業と中小企業では全然違います。理由は単純で、大企業は一人が辞めても変わりの人も能力が高いので、人が辞めることに会社がそれほどシビアではありません。
しかし、中小企業の場合は違います……。
中小企業は個人がいくつも仕事を抱えて運営しています。マンパワービジネスというやつです。なので、スタッフが仕事を辞めることにシビアです。
円満に退職するには、会社が回るようにして辞めることが重要です。
この記事を読み終えたら、中小企業で円満に仕事を辞めるタイミングが実現できるかなと思います。
備考:自分の価値を理解しておきましょう
もし、今の会社ではどうしても報われないと感じるなら、転職は現実的な解決策です。
事前の情報収集だけでもやっておくと後々報われます。
中小企業で円満に仕事を辞めるタイミング
仕事を辞めるベストタイミング → 後任のスタッフが自分の直属の上司とコミュニケーションが取れるようになったとき
結論は、後任のスタッフが自分の直属の上司とコミュニケーションが取れるようになったときが、中小企業の場合の仕事を辞めるベストタイミングです。
重要なのは技術が身につくことではなくて、現場内でコミュニケーションが取れているかどうか。
理由も含めて解説していきますね。
後任のスタッフと直属の上司のコミュニケーションが取れるようになったときが仕事を辞めるベストタイミングの理由
下記の3点です。
- コミュニケーションさえとれていれば現場はなんとかなる
- 中小企業なんて社長次第でどうとでもなる
- 他のタイミングではベストタイミングが存在しない
それぞれ掘り下げていきます。
理由(1):コミュニケーションさえとれていれば現場はなんとかなる
後任のスタッフが、直属の上司とコミュニケーションさえ取れるようになっていれば、多少の混乱はあっても現場は回ります。
理由は単純で、最終的には直属の上司(現場リーダー)が現場が回るようにシステムを組むからです。
もちろん、今までとやり方は変わるでしょう。「あーあ、おかしなやり方になっちゃったな……。」って思うこともあるでしょう。
それでも、後任のスタッフが直属の上司とのコミュニケーションが取れれば現場が回らないなんてことはないのです。
理由(2):中小企業なんて社長次第でどうとでもなる
中小企業は社長さえしっかりしていれば会社はどうとでもなります。
理由は単純で、売り上げのほとんどは社長が稼いでいるから。
具体的には下記の状態。
- 社長 → 利益の8割を稼いでいる
- 社員 → 利益の2割を稼いでいる
会社の売り上げは社長さえしっかりしていればどうとでもなるんです。
社員が全売り上げを稼いでいる場合も例外であり
社員が大部分の売り上げを稼いでいる場合でも、社長の経営判断で現場は回っていくので結局は社長次第なんです。
- 売上目標を下げてでも内部を固める
- 1人あたりの負担を増やしてでも売り上げを維持していく
上記は、社員1人あたりのマンパワーで売り上げを稼いでいる中小企業で、社員が辞めた場合のよくある経営判断です。
どちらの判断をするかは社長次第。
結局中小企業は、社長が在籍スタッフのモチベーションを管理することで成り立つ世界なので、社長さえしっかりしていれば会社はどうとでもなるんです。
そういう意味では辞めるタイミングよりも、後任スタッフ、直属の上司の上司、社長といった人間関係が問題ないことの方が重要かも……ですね。
理由(3):他のタイミングではベストタイミングが存在しない
辞めるベストタイミングなんてものは、少ない人数でキャパ以上の仕事量をこなしている中小企業にはほとんど存在しません!
世間でよく言われる「一般的な辞めるタイミング」というのは大企業の話です……。
比較してみました。
- | 年末 | 年度末 | 決算月 | プロジェクトが終わったとき |
---|---|---|---|---|
大企業 | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ |
中小企業 | △ | ☓ | ◯ | ☓ |
「年末、年度末、決算月、プロジェクトが終わってから……。」っていうタイミングを推す意見もあると思うのですが、そんなものは1年ベースで仕事をすることが許される大企業の社員だけです……。
中小企業は毎月が勝負なので、仕事が落ち着くタイミングがありません。
そもそも、中小企業の場合はプロジェクトに終わりというのがなく1年中ずーーーっと同じ仕事を繰り替えすのみ……。
後任のスタッフが、自分の代わりに仕事ができるようにならなければ、会社が回らないのです。(そのために現場内でのコミュニケーションが成立している必要がある)
おすすめしない仕事を辞めるタイミング
仕事を辞めるタイミングとして最悪なのが下記の3つ。
- 繁忙期
- 他の誰かが辞めたとき
- リーダーになった直後
中小企業独特の部分だと思います。
おすすめしないタイミング(1):繁忙期
この記事のなかで何度か繰り返していますが、中小企業は少ない人数で多くの仕事を回しています……。
なので、繁忙期に辞めるのはタイミングとして最悪です……。
逆の立場で考えても、鬼忙しいときに「スミマセン、繁忙期だけど仕事辞めますね(笑顔)!」なんてされたら気分悪いですよね……。
だって、残った社員の負担が増えるだけですから。
なので、円満に仕事を辞めたいなら繁忙期は避けましょう。
おすすめしないタイミング(2):他の誰かが辞めたとき
中小企業では、誰かが仕事を辞めることになると、かなりの高確率で社内の空気が微妙になります。
- 引き継ぎで負担が増える
- 裏切り者扱い……
などが理由です。
なので、同じ月に続けて辞めようとすると、後から仕事を辞める人間に冷たい目線がふりそそぎます。
大企業なら人数も多いし退職の際の引き継ぎもシステム化されているので問題ないのですが中小企業の場合はちょっとマズイですね。
おすすめしないタイミング(3):リーダーになった直後
リーダーになった直後に仕事を辞めたら現場が回るどころか一気に混乱しますよね……。
中小企業にゆっくり仕事をしている余裕なんてありません。常に全力で売り上げを追いかける必要があるのです。
だからこそ、リーダーになった直後に退職なんてどう考えても良い感情にはなりません。
仕事を辞めることを決めたなら積極的に上司との橋渡し役を果たそう
退職願いを出すまえに、極秘にじっくりと後任スタッフと上司の距離を近づける橋渡し役をしましょう。
後任になりそうなスタッフが複数いるなら、まとめて橋渡しをしてしまいましょう。
- 直属の上司の性格や考え方をレクチャーする
- 直属の上司と後任候補のスタッフと一緒に食事に行く
- ミーティング、会議を積極的に開く
上記のような行動をすればOK。簡単ですね。
とはいえ、仕事を辞めるタイミングが会社と合わないなら割り切りも必要
矛盾しているぞって批判があるかもですが、中小企業の場合、どれだけ努力しても仕事を辞めるタイミングが一切ないってこともありえます。
- 消耗戦みたいな現場で人がとにかく辞めていく
- 自分後任のスタッフになる人材がいない
- 社員数が少なすぎて年中繁忙期
こういう場合はもう仕方がありません……。割り切ってタイミングとか考えずに突破しましょう。
アナタがどれだけ会社のことを考えて仕事を辞めようとしても、会社は辞めるアナタの退職後のことを考えてくれるわけではないです……。
なので、タイミングがどうしても合わないなら、自分のタイミングを優先してもよいと思います。
仕方がない
仕方がない
仕方がない
誰も困らない仕事を辞めるタイミングのまとめ
というわけで、「中小企業で円満に仕事を辞めるタイミング」に関してツラツラ書いてきました。
最後に一ついうと、中小企業で完璧な退職タイミングを求めるのは少々ムリがあるのも事実です……。
なので、ほどほどのレベルであれば良しと考えて仕事を辞めるタイミングを考えてください。
ムリはダメ。
まとめとして、結論を繰り返しますが、
です。
がんばってください。きっと大丈夫です!
それではー。
最後に提案です
副業でブログを始めてみませんか?
会社の給料だけではいつまでも会社依存になってしまい
理不尽な要求にも、やりたくない残業も受け入れることになってしまいます……。
でも
自分のチカラで稼ぐ手段を持っていたら少しだけ自分本位に考えることができます。
大事な家族にお金を使うこともできます。
それがどれほど自分の自信になることか。
副業として初期費用もほとんど必要なしで、月々のコストも1,000円ほどでできるのが
『ブログ』
です。
「ミハナさんの記事キッカケでブログを始めました。」
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などの声を多くもらっています。
今からがんばったら1年後には
「ブログ始めてよかったよ。」
って言えますよ。
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